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美しい悪魔の赤

美しい悪魔の赤ep5始動

 ←ラブコメBLについて →蜜のキンカを見つけたい~SとMの愛し方~2話
  

  「え~この会場ではですね、これから謎の美少女と話題の志茂沙羅さんのインタビューが行われます。同時に9月から始まる月曜9時からのドラマの主演女優としても、活躍する予定で、その報告も兼ねて、この記者会見を開いたそうですよ。会場たくさんの記者の方がいて、大変にぎわっています。え~まもなく、話題の志茂沙羅さん、登場です!」

  「あ!来ました、シルバーの綺麗なドレスを着ていますね、え~ゆっくりとお辞儀をしながらですね、姿を現しました!」

  パシャパシャ パシャパシャ

  眩い光の嵐が、沙羅を照らし出す。

  パシャパシャ

  鳴り止まないフラッシュの中、沙羅がゆっくりとした口調で口を開く。その様子は、初めてそこに立ったとは思えないほどに落ち着いて見えた。

  「・・・この度は、私志茂沙羅のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます」

 インタビュアーがすかさず質問する。

  「謎の美少女と世間が騒いでいましたが、それに関してはどう思われますか?」

  「コマーシャルのお仕事をいただいて、初めてのお仕事だったので緊張したんですけど、あの、上手に出来てよかったです。それで気にかけてくださるとは思ってもいなかったので・・ただただびっくりしています。あの、嬉しいです」

  「実物のほうがお綺麗で驚いたんですけれど、所属はアイドルということでいいんでしょうか?月9の主演女優にも抜擢されたとのことで、女優さんで行くのかなと思いきや、アイドルだと言うことで」

  「はい、あの・・私、ずっとアイドルに憧れていたので、アイドルとしてやっていきます。あの・・、いきなり主演女優なんて生意気だとはおもったんですけれど、お話自体はすごく光栄だったので、それに薦めてくれる方がお上手だったので・・・」

  会場が笑いにつつまれる。

  (いいぞ、沙羅、とても上手だ。これでもう、お前はトップアイドルの仲間入りだ)

  「最後に一言お願いします」

  「はい、あの・・急にテレビに映って、長い間もやもやさせてすみませんでした。これからはアイドルとしていろんな方面で活躍していきたいと思っていますので、よろしくお願いします」

  笑顔で退場する沙羅を、最後までフラッシュが包んでいた。





  「沙羅、お疲れ様!すごくよかったよ。完璧だった」

  「ありがとうございます。みんな、山田さんのおかげですよ」

  「ほとんどが君の実力さ。なに食べたい?お祝いしようか」

  「え・・いいんですか?じゃあ、お言葉にあまえちゃおうかな」

  「外をプラプラ歩くわけにはいかないからなぁ。・・・う~ん。何人かで僕のうちでやろうか、二人きりもまずいからな」

  「ほんとですか、山田さんのおうちで祝ってくれるなんて、そういえば、おうちにうかがうの初めてですね。楽しみにしてます」

  「ああ、そうだな。じゃあ今夜僕のうちでパーティーしよう。予定組んでおくよ」

  笑顔の沙羅を見届けて楽屋から出ると、

  「山田さん、山田さん!」

  スタッフの1人が駆け寄ってきた。
  そして小声で言う。

  「なんか、警察がお話があると言って、さっきから待ってるんですよ」

  (警察、まぁ来るとは思っていた。小塚とネルネ二人とも僕に近い人間だからな。事件を疑われても仕方ない。しかしめんどうだ、まず、今までのことを一度整理しよう)

  「今は忙しいから、夕方16時なら時間があると伝えてくれないか」

  「はい、わかりました」


    

  まず最初に、うち(日和芸能)の売れっ子アイドルの尾崎ネルネが、俳優で妻子持ちの雲海広海との不倫を、何者かにリークされ、予期もせず週刊誌に掲載された。
  尾崎ネルネのマネージャーだった小塚雅彦は、そのリーク元が社長夫人の松山裕子だという情報を得ていたため、社長と尾崎ネルネの不倫を知った松山裕子が嫉妬で激怒し、尾崎ネルネを潰すため週刊誌にリークしたんだと思われていた。
  その最中に志茂沙羅が入社する。

  小塚の話によれば、不倫騒動があったあの日、小塚はネルネのマンションに行き、社長とネルネが言い争うのを目撃している。そこでの二人の会話から、リークしたのは本当は社長であって、社長婦人のほうが雲海と不倫していた、という事実だった。だから実際嫉妬で激怒していたのは社長のほうだった。

  そして謎の電話が小塚にかかってくる。「指示通り姿を消さなければ、または他人にそのことを話せば殺す」というような内容だったらしい。
  恐れた小塚は指示通り失踪した。
 
  そして、尾崎ネルネが自宅で首吊り自殺。
  原因は、社長に裏切られ、彼氏を失い、失望したことと予想される。

  遺体が見つかった日、現場に向かう途中小塚から連絡があった。
  こちらの様子がどうしても気になったようだ。
  ネルネの自殺を告げると、ひどくショックを受けたようだった。

  そしてその二日後、帰国していた小塚がわざわざ自分の会社の建物より首吊り自殺をする。
  ネルネと同じ、首吊り自殺だった。  
  

  警察に言ってはいけない事が二つある。

  1つは社長婦人、松山裕子と雲海広海の不倫についてだ。
  尾崎ネルネとのことは情報収集済みだろう。
  しかし裕子さんと雲海のことは、僕と小塚しか知らないことになっている。そして社長にもそのことについて事情聴取がされるだろう。万が一、社長が事件としてかかわっていたとしたら、この事務所の存続にも影響を及ぼしかねない。
  そこは何も知らないことにしておくのが妥当だ。

  2つ目は、小塚にかかってきた謎の電話についてだ。
  遺体が見つかった日に、僕に電話をしてきたこと自体を封印するべきだ。
  小塚はニューヨークから僕に電話をしてきている。発信履歴は残っていないはずだ。
  万が一、小塚の自殺が事件だったらば・・・いや、謎の電話があった時点で、事件性はぐんと高くなる。

  もしかしたら本当に、社長や夫人が殺人事件を犯している可能性があるのだ。

  僕は、なんとしても日和芸能を守らなくてはいけない。
  
  (沙羅を、守らなくてはいけないんだ)






  ドロドロと、マグマが地底から上がってくる

  ごうごうと音をたててか、はたまた誰にも気づかれずにひっそりか・・・

  いつ噴火するかはわからない

  いつ、全てを燃やし尽くしてしまうのかわからない

  紅蓮の炎が一面に広がって

  僕の目の奥でゆらゆら揺れていた

   










  
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