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美しい悪魔の赤

美しい悪魔の赤ep3秘密

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  「小塚、おまえ何してたんだよ、心配してたんだぞみんな・・・」

  「ごめんね、山田くん、いま・・周りに誰もいないでしょ?」

  「ああ、いないけど」

  「ごめんね、誰にも聞かれたくないの。お願いだから、この会話、秘密にしてちょうだい。誰にも絶対話さないで。誰にもよ」

  小塚はあきらかに切羽詰ったような様子だった。
  わかった、と言うと少しの沈黙の後、

  「おれね、聞いちゃったのよ。偶然、そ、偶然。ネルネの様子をみにいったのよ、あの週刊誌でお祭り騒ぎになったあの日、もう夜10時までいろいろ忙しくてクタクタだったんだけど、心配でね。マンションに寄ったの。そしたら玄関前に、ネルネとうちの社長がいてね・・・おれなんだか慌てて隠れちゃって。でもなんか喧嘩してるみたいだから、ちょっと覗いてみてたのよ」

  「社長が?やっぱり社長ともできてたのか」

  「うん、おれもそう思ってたんだけど、それがそうでもなかったみたいで」

  「は?」

  「おれも、不倫騒動が社長婦人からのリークだったとしたら、社長とネルネの不倫を知った裕子さんが激怒してリークしたんだと思ってたんだけど」

  「僕もそう勝手に思っていたが・・・、他に、裕子さんがリークする理由が思いつかないな」

  「うん、それでね、社長とネルネがこうゆう話をしてたんだ。(社長にまさか裏切られるなんて思ってもいませんでした。こんな形で人生をめちゃくちゃにされるなんて)って、ネルネが泣きながら部屋に入ろうとしてたんだけど、社長はネルネの腕をつかみながら(ちょっと待ってくれ。こうするしかなかったんだよ)って」

  「こうするしかなかった・・・?」

  「ああ、こうするしかなかったって言ったんだ」

  「・・・てことは・・・」

  「そうなのよ、リークしたのはたぶん、社長本人」

  「なんだって?なんで社長が自ら・・・」

  「それでね、ネルネが、(社長がたかが嫉妬ごときで、ここまでして、従業員をずたずたにするような器の人間だとは思っていませんでした・・・失礼します)って、腕をほどいて部屋に入っちゃって・・慌てておれも帰ったってわけさ」

  「ってことはまさか・・・!」

  「そう、不倫してたのは、婦人の裕子さんの方だったのよ」

  「噓だろ」

  「ね、あの雲海って奴、誠実なふりしてとんでもない汚い奴だったのよね。よくもまぁ世間をあそこまで騙せるわ」

  「ほんとだな・・・そうか・・・ネルネのやつ、彼氏と仕事を一気に失ったんだもんな、それで生きる気力を無くしてしまったのか」

  「生きる気力?」

  「?お前、ニュース見てないのか」

  「ニュース・・・あのね、実はこっからが大事なことなんだけど、知らないふりして過ごそうと思ってたのよ。ネルネを励ましつつね、関係ありませんて顔して過ごそうと思ってたんだけど・・・」

  「?」

  「その次の日に、非通知着信があったの。出てみたら、変声期を使った声でこう言われたのよ。すごく怖い声でね、思い出しただけでも鳥肌が立っちゃう・・・ほんとに誰も聞いてないよね?この電話・・・怖いわ」

  「大丈夫だ。今車の中で誰も聞いていないから」

  「そお?・・・(お前は昨日見たことを誰にも話してはいけない。そして今日の午後4時に飛行機のチケットがお前宛てに届く。そのチケット通りの場所で、1ヶ月身を隠せ。誰にも知られてはいけない。携帯電話は置いていけ。万が一言うとおりにしない、あるいは誰かに一言でも話せば、すぐに殺しに行く)って言われて。行き先はニューヨークだったの・・・もうおれ怖くて怖くて・・・言うとおりにしてたのよ。明日帰ろうと思ってるんだけど・・・山田君の番号暗記しといてよかったわ。そっちは変わりない?ネルネは?心配してたのよ」

  「自殺したよ」

  「えっ・・・!!

  そんな・・・おれが側にいてやれれば・・・」

  小塚は声を詰まらせて、グスグス泣き出した。
  明日帰る、そう言って電話を切った。

  (だから小塚は1ヶ月も連絡がとれなかったのか・・・。しかしいったい誰がそんな電話を・・・?社長が話を聞いてた小塚に気づいて・・・?いやまさか、だからといって圏外に一ヶ月追いやったところでなんのメリットもない。それどころか、ネルネの精神状態が心配だったからわざわざマンションまで行って謝ってたんだろうに、支えている小塚を離しにかかるとは思えない・・・。誰か、裏で絡んでいる奴がいるのか、他に・・・?)

  「くそっ、やっかいだな」

 
  とにかく警察には下手なことは言えない、言える事と言えない事をまとめるんだ。

  必死に整理しようとしながら僕は、車のエンジンをかけた。


   (沙羅を売るためには、悪魔にも魂を売るつもりなんだから・・・)
















  
  

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